福島県道126号線 福島微温湯線

ダートにすれ違い不能区間など険道の要素を詰め込んだルートである。県道の終点には趣ある秘湯がある。そんな、山間を走る険道区間を走ってみた。(探索日 2010/07/17・公開日 2010/09/22)

写真 撮影場所 解説
福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線と福島西部広域農道との交差点
今回の県道は福島県福島市にある「福島微温湯線」という県道だ。

県道名にある「微温湯」は「ぬるゆ」と読む。県道の終点は「微温湯温泉」がある。そのため、温泉があるならそれなりの県道なのだろうと思える路線なのだが…

後々、それを裏切るかのようなトンデモネー険道であった。

「微温湯 9km」とある。

この9kmがとても長く感じた。

福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線と福島西部広域農道との交差点
広域農道との分岐点には不吉な「幅員減少」の警戒標識が…

この先、「じゃり道」「道幅」も「狭く」なります

どうやら、ダートで道幅も狭いらしい。

すでにこの辺りから「険道」の雰囲気が出ているのだ。

福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線単独区間
なんだ。センターラインがあるじゃないか!

…っというのも、ほんの数百メートル。どんどん山の中へ入っていき…

福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線単独区間

険道区間(゚∀゚)キタコレ!!

路面はアスファルトで綺麗な路面が続く。多少の急カーブと急こう配はあるものの、山間を通る普通の県道っと言った感じである。

舗装も最近したような形跡もあるし「じゃり道」とか大丈夫じゃね?っと甘く考えてしまったのだが…

福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線単独区間

福島県道126号線「福島微温湯線」とのヘキサと記念撮影!\(´▽`*)

当サイトの名物としてやってもよさそうな感じがしてきた。なんだか、こういう山の中にデッカイ車で入るというのは非常に無謀である事を当人は十分に承知している訳だが…このギャップが好きだ。

終点の「微温湯 6km」だが、とても3kmとは思えないほど長く感じた。

福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線単独区間
ヘキサと記念撮影をしてその先に待っていたのは…

険道区間の登場です。コレは見事なダートです。標高も上がり…ガードレールも無く…すれ違いは不可能。対向車が来たらどうすんだろう?

踏み固められた場所も少なく、凸凹もかなり多いという酷い状況。
福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線単独区間
後ろを振り返ればこんな感じ。酷い。

福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線単独区間

一気に開けたー!!

っと思ったらかなり山の上に来ていた。

しかも、ここで対向車と遭遇!!バックで数十メートル戻り…何とかすれ違いに成功。

更にガッカリすることを対向車の運転手の方に聞いたんだが…

対向車運転手さん:「そのデカイ車でこの先行くの?すれ違いなんて出来ないよ。上からまだ車がたくさん降りてくるよ。道も酷いから気をつけてね!」

ありがたい…。こう言ってくれるのは非常にありがたいんだが…

まだ上から車が降りてくるのか!?

戻れって…どうやって戻るのよ?

転回所なんて贅沢な場所など無いのだ。進むしかない。
福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線単独区間
路肩なんてものは、水の流れで洗掘されて結構深い溝が出来ている。

福島県道126号線 福島市土船地区

県道126号線単独区間

コレ…福島県道かよー!

管理人の家の周りの道の方がきれいだぞ。

車高が低い車なんて、通過は不可能だ。

本当にこの先に温泉なんてあるのか…秘湯へ行くとはこんなに険しい物なのか…(´ε`;)ウーン…

とにかく、先に進むしかない。
福島県道126号線 福島市桜木地区

県道126号線単独区間
そんな中…農道との交差点へ到着。ここが唯一広い空間である。

それにしても…<県道福島微温湯線>と青看板にあるが…「県道だと主張してる」なぁと実感。

こういう風に、ヘキサの表示ではなく路線名表示にしているのは珍しい標記だと思う。

東北農政局と青看板にあるのも珍しいような気がする。
福島県道126号線 福島市桜木地区

県道126号線単独区間

農道との交差点からは「微温湯温泉」までは一本道だ。

舗装がしてある。嬉しい。すれ違いは難しいけど、嬉しい。

こんな山の中で「すれ違い渋滞」が発生していたが、何だかホッとした。

日帰り入浴などが出来るのだろうか。県外ナンバーがとても多かった。
福島県道126号線 福島市桜木地区

県道126号線単独区間
こんな細い道の先に、桜並木が。

幅員を確認して頂くために記念撮影(爆

福島県道126号線 福島市桜木地区

県道126号線単独区間
ヒョローっと伸びるアスファルトと白線。

コレが福島県道だと誰が気が付くだろうか。

福島県道126号線 福島市 微温湯温泉

県道126号線単独区間

遂に「微温湯温泉」に到着!!

たった、9kmなのに30分もかかるという…_」 ̄乙(、ン、)_

それにしても、たくさんの車が止まっている!みんな、この県道を通って来たのか!?険道好きなのか?(違

山間の一軒家。

県道の舗装もしっかりと止まっている。県道の端部は温泉の目の前なのだ。

福島県道126号線 福島市 微温湯温泉

県道126号線単独区間

そして、この県道の一番のお宝が!!

律儀にも「通行止め」標識と「福島県道名物黄色キノコ(県道キロポスト)」がアスファルト舗装が終わっている場所に設置(標識は放置?)されているのだ!!

通行止め…誰もこの先に行かないでしょ〜。

温泉宿の敷地内に「公道」が通過しているなんて、今は亡き「国道289号線」のあの場所だけでしょ〜。

キロポストに至っては何が書いてあるか分からなかった。

温泉も入らず…険道が目的の当人は「通行止め標識&黄色キノコ&険道区間」で大満足して帰って行ったのであった。

今回の「福島県道126号線 福島微温湯線」は砂利道や見通しの悪い場所、すれ違い困難な場所が多い等様々な運転上の支障がある場所があります。運転する際は十分に注意して運転してください。また、日によっては交通量が多い場合もありますので十分に気を付けてください。

温泉は風情のある緑豊かな雰囲気の良さそうな温泉ですよ♪

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