福島県道376号線 湖南湊線

福島県を代表する湖「猪苗代湖」の南西岸を通過する風光明美な県道。しかし、不通区間があったり断崖絶壁があったり、湖面ギリギリで水しぶきを受けたりと楽しいドライブが出来る。「史跡の松の枝」によって通行車両の高さ制限があったり、「道の真ん中に松の木が生えたり」と松の木に翻弄されている感も受ける県道だ。(探索日 2010/09/17・公開日 2011/02/02)

写真 撮影場所 解説
福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道234号線との交差点

猪苗代湖南岸を沿うように走るのが、福島県道376号線「湖南湊線」である。幅員が一車線の細い道が続く県道だ。

そしてこの県道には、郡山市と会津若松市境に不通区間が存在している県道でもある。

今回は郡山市側の不通区間端部まで行ってみる事に。

起点から2km程、福島県道234号線「舟津福良線」と重複し、県道376号線が分岐する。看板を差し替えるタイプの「道路情報」の標識が設置されており、「落石注意」の表示がされている。

そして、見慣れない標識が「走行注意 地上高3.0m」という標識だ。

この先は松並木の中を走る事になる。
福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

旧式のヘキサが設置されている…しかも珍しく両面設置!!\(´▽`*)

補助標識に「矢印のみの表示」で行き先が書いていないのがいささか不安ではあるが…この先に不通区間が待つので…いいのか。

この設置方法は…今は亡き「登山道おにぎりR289」とまるで同じ形ではないか…。福島県…やるなぁ。

福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

ついでに旧式の県道376号線の標識と記念撮影♪

福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

先に進めば…すれ違いが難しい1車線のアスファルト舗装路が続く。

この県道沿いには猪苗代湖と磐梯山を見る事の出来る絶景ポイントがあり、写真を撮る方も多いので運転の際は注意が必要でもある。

福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

鉄製のガードパイプではなく…

木製のガードパイプが設置されている…(;^ω^)

太さが結構あるので、強度がありそうな感じ。
福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

猪苗代湖と磐梯山を共に眺める事の出来る絶景ポイント!「赤沼」に到着。

走行当日は磐梯山が雲に隠れて残念であった。

福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

そして…猪苗代湖の湖面が物凄い近い場所を通る。片方は断崖絶壁、片方は猪苗代湖とダイナミックな風景が広がると共に、気持ちの良いドライブが出来る。

いっその事、この県道をしっかりと整備して「猪苗代湖西南岸道路」として観光道路の様に整備すればいいのに。こんなに景観が素晴らしいのにモッタイナイ(´・ω・)

風が強い日は波飛沫が車まで来るらしい。冬は凍結したら天然のスケートリンクだな…コレは。
福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

このレポの一番最初に「地上高 3.0m」の表記があったが…その理由がこの松の木。

郡山市指定史跡「藩領境の大松」

この松の木の枝が引っ掛かる模様。通過できる車両は限られている。

反対側にも「道路情報」の看板があるが、こちらは更に簡素。

「通年通行注意」というのも、あの絶壁を見れば何となくわかる気がした。
福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

更に県道を進めば・・・

道のど真ん中に「松の木」が生えているではありませんか。

松の枝によって、通行車両の高さが制限され…道のど真ん中に松の木があって通行の際には注意が必要。

松の木によって翻弄されている県道であろう。

福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道236号線との交差点

福島県道236号線「青松浜線」との交差点。

この先に不通区間が存在する。

フルスペックヘキサは各所に設置されているのが好感を持てる点だ。
福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

出ました。

2.5km先通行不能(県道湖南〜湊線)

県道が通行不能だという青看板です。

こんな標識があるという事は、当面は県道を整備して通行可能にする事はないのだろうか。っと思ってしまう。

とにかく、先に進もう。

この先、集落内を抜ける事になる。道は狭いので通行注意だ。

福島県道376号線 郡山市湖南町福良地区

県道376号線単独区間

相変わらず猪苗代湖岸を通る県道。

この先、いつの間にか県道が終わり…郡山市道になっていた。

県道の末端部の状態を確認する事が出来ず…。

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