福島県道62号線 原町二本松線(全2回)

福島にはたくさんの県道がある。その中でも異彩を放っている県道が「福島県道62号線 原町二本松線」である。「主要地方道」でありながら延々と続くダートにすれ違い不可能な道。とても県道とは思えない凄まじい険道である。今回はその険道区間を全2回で公開。(探索日 2010/10/02・公開日 2010/11/18)

福島県道62号線「原町二本松線」は非常に危険な個所が多い県道です。二本松市付近から南相馬市原町区に抜ける場合は「国道114号線」を利用することを強く推奨します。カーナビの案内でこの道を使って抜ける場合、相当痛い目に遭いますので、ご注意ください。・・・っと、実走した当人が言ってみる(´・ω・)

写真 撮影場所 解説
福島県道62号線 二本松市針道地区

国道349号線との交差点

今回のスタートは国道349号線との交差点からである。

福島県道62号線「原町二本松線」のフルスペックヘキサが立っている。

とても険道とは思えない様な感じがするが…

国道114号線まで8km。先に進むとしよう。
福島県道62号線 二本松市針道地区

県道62号線単独区間

山間の二車線の快走区間が続いたり、改良区間があったり、幅員の減少区間があったりと様々な風景があるが、特に変わった事はない、普通の県道風景が続く。

改良中の区間は…ちょっと、険道区間が減って勿体無い感じもするが…(;^ω^)

福島県道62号線 二本松市・川俣町境

県道62号線単独区間

二本松市から川俣町へと入っていく。

カントリーサインは草の蔦の中に入ってしまって、相当見にくいんだが…(;^ω^)

この先も、変哲の無い県道が続く。
福島県道62号線 川俣町山木屋地内

国道114号線との重複区間

国道114号線とのぶつかり、そのまま重複区間に入る。

県道62号線は「浪江方面」へ向かう事になる。

福島県道62号線 川俣町山木屋地内

県道62号線単独区間

国道114号線を少し走り、再び県道62号線の単独区間へ。

次の分岐は国道399号線だ。

路線番号の無いヘキサが登場する。せっかくなので、路線番号をくっつけてフルスペックにしたらいいのに…と思うが。

まぁ、この中途半端具合が何とも良い感じだ。
福島県道62号線 川俣町山木屋地内

県道62号線単独区間

幅員は十分な二車線。

随分とレトロな標識が…

「警笛鳴らせ」って…民家が結構あるのに鳴らしてОKなのか?

おそらく、昔は幅員が狭く、カーブでもあるので見通しが悪かったのだろう。その為の「警笛鳴らせ」の標識なのかなぁと勝手に推理。

周辺には角の欠けた「福島県のコンクリート境界杭」がゴロゴロ突き刺さっていた。

福島県道62号線 川俣町・飯舘村境

県道62号線単独区間

川俣町から飯舘村へと突入。

県道62号線は福島県を西から東へ横断する数少ない「横断路線」である。

国道114号線や国道115号線の方が道の状態は良いので、ほぼこの県道は使われないのであろう。

こちらのカントリーサインは草に隠れて見えないという事はない。一応、ちゃんと維持管理はされているようだ。

福島県道62号線 飯舘村比曽地区

県道62号線単独区間

飯舘村に入ったとたん…突然幅員が絞られ…

怪しげなタイヤ痕が残っているという…(;^ω^)

町村境まで登り勾配だった県道は下り勾配へと変わり、見事はヘアピンが2カ所ほどあったり…

広大な野原の中にひょろひょろ〜っと「ひ弱な雰囲気の県道」があったりと、楽しめる風景が続く県道へと変わる。

福島県道62号線 飯舘村長泥地区

国道399号線との交差点

県道62号線はここで国道399号線と交差する。ノンビリダラダラで有名な「酷道399号線」はこちらから分岐する。

」「臼石・月舘」方面も結構ダラダラ…「津島(いわき)」方面も結構ダラダラ…と、細い道や急カーブ、急坂路を幾つも越え阿武隈高地をトレースしていく酷道だ。

そして…今回目的の県道62号線も「結構キテル」ようだ。

まず、行き先が「青いテープで覆われている」のである。そして「6.5km先大型車通行不可」という補助標識。どっちにしても「主要地方道」としての待遇ではないだろう。

行き先を示すとすれば…「原町」が妥当な所か。
福島県道62号線 飯舘村長泥地区

県道62号線単独区間

いよいよ…険道区間の前哨戦。

だが…普通すぎて呆気を取られてしまった(汗

福島県道62号線 飯舘村長泥地区

県道62号線単独区間

そして、路線番号の無いヘキサと交通規制案内標識の登場だ!!

遂に来てしまったらしい。この先がトンデモネーらしい。

規制区間は15.5km。連続雨量は120mmで通行止め。

概要の地図を見ると結構、カーブも多い様な感じに描かれている。ダムの近くも通過するらしい。
福島県道62号線 飯舘村長泥地区

県道62号線単独区間

この先砂利道 8km区間幅員狭小 走行注意

この白い標識がこの区間の全てを物語っていた。

この先に広がるのは、福島県道62号線の本領発揮区間。

福島県道62号線第2回(飯舘村長泥地区〜南相馬市原町区高倉地区)を見る

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